スタジオ課題2011年度 (環境系スタジオ)のブログ立ち上げ

「最小限住宅2011」

課題趣旨:
豊富な資源やエネルギーを前提としたイエのあり方が、問い直されている。イエを建てるための部材は不足し、イエを暖かく便利にするエネルギーは供給が滞った。かつて終戦の焼け野原の中で、建築家は厳しい制約の中、新たな生活の想像を果敢に夢見た。第二の戦後ともいわれる2011年、「最小限」のイエを考えたい。

・最小のモノ・エネルギーで生活を設計する
モノやエネルギーが限られる中、今までと同じようにイエをつくることは許されない。でも、イエは人の生活を守らなければならない。部材や生活は最小だからといって、生活までミニマムである必要はないはずだ。人為的に生み出されるエネルギーが途絶えても、自然のエネルギーはまだ残っている。

・2011年 もう一度、自然と向きあう
自然の恵みのである太陽の熱・光そして風は周りに溢れてはいるものの、使い慣れたエネルギーに比べるとあまりに頼りない。まずは、自然エネルギーの実際を体験する。その活用には知恵と工夫が不可欠。シミュレーション技術を駆使することで、自然を活かす、人を生かす。未だかつてないイエの形を模索する。